つつじ寺ブログ

佐賀県の大興善寺住職によるブログです。

新緑の中の点景

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庫裏の玄関先にミヤコワスレが可憐な花をつけています。訪れる人にご挨拶をしている小さな花を見ていると、山寺ならではの風情が、随所に展開しております。

つつじのシーズンは終わりましたが、新緑の風情をお楽しみにご来山のお方も結構あります。近くの神埼市「九年庵」さんが「新緑」にも公開をなさるようになりましたので、新緑の魅力で大勢の人が動くようになり、つつじが咲いたとか散ったとか、そんな事に一喜一憂しなくてもいいようになればいいのですが。

それでも、熱心なつつじファンも大勢いらっしゃって、遠来のお客さんも迎えております。公園の茶室の方から聞いたところでは、「ブログを見て来ました」という北海道の方もいらっしゃったようで、スケールの大きさやその美観は高い評価を頂いておます。
フォトコンテストの作品もぼつぼつ送って来ますが、これは、一年分をまとめて来年1月審査会を開いて、3月表彰式という日程で参ります。

「こんな所に住んでおられて、いいですね。」とおっしゃっていただいておりますが、私にとっては、必ずしも景色のように「のどかで、ゆったりした」時の流れではなく、次々に舞い込んでくる用務に、気を引き締めて対応しております。

今日は、近くの会社から、「新入社員にお話をして下さい」という電話が入りましたし、「地鎮祭」「家祓」など、町内外からの要請もございますので、これを勤めるのが本務と心得て懸命に勤めております。
できる限り関係団体の会議にも出席させていただき、本山の役目を果たし、研修会などにも顔を出しておりますとこれで結構、日程が詰まります。

来週から、公園の手入れも始まります。「人事を尽くして天命をまつ」という言葉がありますが、公園の仕事こそ、本当にお天気まかせの部分が多く、気がもめます。

秋の紅葉シーズンに向かっての準備もスタートします。JRさんと秋のウオーキングの日程について協議しました。今年はサッカーチーム「サガン鳥栖」がJ1に昇格しましたので、試合日程のことも考慮して実施期日を決める必要があります。
紅葉シーズンに鳥栖までお越しのサッカーチームのサポーターの皆さんも、大興善寺まで足を延ばしていただきたいと念じております。

比叡山へ 天台宗祖師先徳鑽仰大法会総開闢奉告法要に随喜

長い表題になりましたが、今年から10年の長きにわたる大法会の幕開けの法要が、昨日(5月11日)比叡山根本中堂で勤修されましたので随喜させていただきました。この度の10年間にわたる法要は、「宗祖伝教大師」はじめ「慈覚大師」「恵心僧都」「相応和尚」の四師の遺徳を鑽仰し、平安時代から始まって、日本文化の基となった比叡山に花開いた天台の教えを、平成の時代にどのように生かし社会の為にどう役立てるかを、探求し実践に結びつけていくことを願った、天台宗の総力をあげての一大行事です。

全国から役職関係を中心に、2,300人程度の集まりでしたが、昨日の比叡山は9度の気温で、根本中堂も霊気と冷気の法要となりました。お導師は、94歳の半田天台座主猊下、100歳をはるかに超えた前渡邉座主もご参列になっておりました。50名を超える盛装した出仕僧の行列は、さながら平安の昔にタイムスリップした感で、折しも外国から団体でお出での参拝者も、珍しい貴重な体験を喜ばれていたと思います。

今回の法要には、四箇法要(しかほうよう)の最中、「池坊専永宗匠」による献花が行われました。多分、京都の新聞にはこのことが報道されていることでしょう。
 註)四箇法要とは、法要の構成の名称で、一唄(ばい) 二散華(   さんげ) 三梵音(ぼんのん) 四錫杖(しゃくじょう)の四つの声   明曲を具備した法要をさします。昨日の法要では、三梵音 四   錫杖は略されております。

意義ある法要に参拝させていただいたことを感謝します。

きのうは、比叡山で川崎のつつじ寺「等覚院」のご住職にお会いしましたので「そちらのつつじは、いかがでしたか」とお尋ねしました所、「咲いた所に大雨が降って、すっかり花が落ちてしまいました」というお答え。「自然には叶いません」ということで意見が一致。互いに「来年を期待しましょう」ということで希望をふくらませました。RIMG1302

現在、大興善寺の方は、つつじではなく、「新緑を楽しむ」ということでお客さまをお迎えしております。昨日、私が留守の間に「藤棚の花房をすっかり切り落として来年に備える」作業が終わっておりました。剪定が終わって藤棚の枝葉がシンプルになったため、写真には、藤棚の縦横の支えの格子模様が陰になって映っています。

つつじシーズンも終幕へ

花の命のはかなさを、身を以って感じたこの1週間。あっという間に過ぎ去りました。先週の水曜日は、全山を埋め尽くすつつじの花に彩られていたお寺の周りも、夏草ならぬイロハモミジの緑に覆われる佇まいに変身しております。その、緑の合間に、紫のつつじや白いオオデマリの花が瞥見される風情を、「日本ならではの初夏の景観」と、楽しんでご来訪いただく方々との出会いが、現在の大興善寺です。

2日と3日の雨が、花の命を縮めた大きな要因です。
それにしても、今年の「一目一万本」は、豪華な花の屏風でした。幅も広く、奥行きも長く、近年稀に見る大パノラマでした。画像や動画を、たくさんの方がサイトにご投稿くださっています。
九州一円はもとより、東京・名古屋・大阪からの来訪者も目立って来ました。そして、口々に「何で、もっと全国に広めないのだ」とおっしゃって下さいます。

このようにお越しのお客様が、「素晴らしい」といって古刹の情緒あふれる寺の佇まいやそれを取り巻く自然に対して、大きな賞賛をいただいておりますことを思えば、この良さを、もっと世に広める事も、私どもの勤めではないか存じます。しかしながら、一つの寺の小さな力では、とても及びもつかないことです。どうか紅葉も含めて、もっと世間にアピールできるようなお力を頂きたいと願っております。

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平重盛 と大興善寺

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今朝、9時過ぎの写真です。今日も天気に恵まれ、連休最後のお休みを、大興善寺で過ごされる方が続々と訪れていらっしゃいます。 自然の魅力も、華やかな豪華なつつじの美観から、まわりと溶け込んだ潤いのある緑を中心とした風情へと移って参ります。

NHK大河ドラマにいよいよ「平重盛」が登場します。大興善寺のこの供養塔は、平家の遺臣が「重盛公」の遺髪を埋めた供養塔として伝えられ、長い寺の歴史を物語っております。異説はありますが、「小松」の地名も「重盛公」に由来するといわれます。

それにしても、花の命の短さを実感した今年のシーズンでした。

今日の大興善寺

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 この写真は、昨夕刻、暗くなりかけた頃の映像です。大興善寺のシンボルであるこの石段のつつじ、かくの如く咲いております。そして、石段を登りつめると、この風情が、眼前に広がります。下の写真は朝9時撮影です。
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ゴールデンウイークも明日までとなりました。5月はじめは、雨に遭遇して、お客さんも足止め。やっと昨日からの本格的な行楽日和です。自然の息吹をしっかり楽しんでいただけたらと存じます。

久しぶりの晴天 縁の不思議さ

昨日は、開経偈「無上甚深微妙法 百千万劫難遭遇」の一句「百千万劫難遭遇」について、得難きご縁をいただくお話をいたしましたが、ご縁の深い方とは、ばったり出会わす事が多く、それが重なるという事さえあります。また、その逆もあって、すれ違いドラマがお茶の間の人気をさらいます。古い例で申し訳ありませんが「君の名は」の「春樹さん」と「真知子さん」がなかなか会えないで、日本国中がやきもきしたことを思い出しました。

4月28日のブログ「一期一会」で、90歳を超えたご老人が「一生の感激」とおっしゃった事を紹介しましたが、その事にお孫さんが気付かれ、お礼のコメントを5月2日に下さっておりました。
数多くのご来訪者の中で、家族が偶然お会いできてお話ができたのも、「一期一会」ですし、昨3日は、きれいなつつじの写真を撮っておじいさんにお見せしようと思って、ブログに投稿なさったお孫さんがお出になり、それがまた偶然、家族とお目にかかれることになるなど、なにか見えない糸に手繰り寄せられて、仏さまが出会いを作って下さったとしか思えません。
私の過去の体験でも、こんなことが数回あります。京都嵐山の渡月橋で、ばったり山口県萩市に住む家内の身内の方に出くわしたことがありましたが、その方との面識は、その年のつつじの頃、大興善寺にお出でになって顔を合わせたのが初めてで、この時お会いしたのは、確か2ヶ月後の7月だったと思います。比叡山に団体を募って参拝の折、昼食を嵐山でとり、食後、周囲を散策していた時のことです。本当に不思議なめぐりあわせでした。
それから、その方との縁が一層深くなり、日本庭園のお茶処で、今、お客さんに提供している抹茶茶碗 は萩焼で、そちらに依頼して誂えたものです。

今、お茶処のつつじの風情、なんとも言えぬ落ち着いた風景で、「一目一万本」と並んで、今日の人気の的です。
お観音さまとの「一期一会」、茶道の原点に立ち返って、じっくりと味わっていたきたいですね。久しぶりの晴天、ゴールデンウイークの思い出作りに、大興善寺がお役に立てたらと願うばかりです。P1030009

一目一万本 百千万劫難遭遇

GoogleでもYAHOOでも「一目一万本」で検索しますと、パッと大興善寺のつつじ、いちばんの見所である「一目一万本」が出て参ります。You Tube でも10番目までは大興善寺の動画で、10番目には5月1日の最新の動画が出て参ります。ネットの世界では、大興善寺、つつじ寺、つつじ寺ブログが上位で検索されますが、ゴールデンウイークの行楽地としての「大興善寺」は、まだまだ、皆様のご声援を仰がねばならないようです。

「一目一万本」の美観についていえば、お越しの方がすごく感動され、「なんでもっと世間に知らせないのだ」とお叱りを受けている始末です。

お釈迦さまの教えでさえ、2500年経過しても、遭遇する事は難しいのですから、10年20年で事がなる筈はないのです。けれども、光のスピードで情報が飛び交う時代ですから、人間せっかちになります。21世紀の生き方として、文明の利器は大いに活用したいものです。
今朝、「一目一万本」の広場でお話をした方は、「毎年来ているけれども、今日のように豪華な景色に巡りあったのは初めてです。」とおっしゃっていましたから、将に「百千万劫難遭遇」です。
    註 百千万劫難遭遇とは、仏法にめぐり逢う事は、長い時の      中でも、むずかしい事だ という意味

東京からでも、思い立ったが吉日、福岡空港まで2時間足らず。それから1時間あまりで大興善寺です。かえってご自宅から羽田空港までが時間を取ると言われるくらい、大興善寺のアクセスはいいのです。福岡空港から空港バスの便もいいので、そちらを利用されると便利です。「高速基山」のバス停から電話でタクシーをお呼びになれば、大興善寺まで15分です。(電話0942-92-2408)

なにはともあれ、今が盛りの「一目一万本」、百聞は一見に如かず、じかに御覧ください。

ご縁を求めて 花が結ぶ絆

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8時30分 小雨が降っていますが、この雨も午前中には止みそうですから、後は、週末までのお天気が期待できそうです。この風景は日本庭園前のものです。現在は主役を「一目一万本」に奪われていますが、大興善寺の迎賓館の役割を果たしている、抹茶どころから眺めた景色で、一年中自然の味わいが楽しめます。

ところで、お花がきれいになると人の出入りも繁くなります。思わぬ人とお会いできるのも楽しい事です。
昨日は、除病護摩祈祷を勤修しました。ご祈祷には必ずご参拝頂くおなじみの顔ぶれのほか、お花見にお越しの方も本堂に上がってご祈願を受けておられます。

昨日は、結婚写真の前撮りにお出でのカップルもおられました。雨が気掛かりな午後の撮影でしたが、何とか無事に終了し、終わって新婚家庭の「家内安全」の祈願を受けられました。
「お寺の役割といえば、なくなった方のためのご供養がまっさきに浮かんできますが、そうではなく、生きている私達に、生きるパワーを与えてくださるのが仏さまです。素晴らしいご縁を感謝して、明るい家庭を作って下さい。」とお祝いを申し上げました。

名古屋からお越しのお客さんが、昨日見えて、「私は平成4年から毎年来ているが、今年がいちばん良かった」とおっしゃったそうです。ようやく満開になったのに、雨が降るという皮肉な展開で、意気消沈している私達にとって、何よりの元気づけを頂きました。一生懸命、園内の掃除から、雨上がりの滑りやすい花道の砂利入れに専念している現場の人も、幾らかでも報われた気持ちで喜んでおります。

九州の片隅のささやかな営みではありますが、人と人とのご縁がこのようにつながり合って、喜んだり悲しんだり、それぞれに世の中が回っていく有様に絆を感じます。そして、めぐり合わせの不思議さに人の計らいをこえた大きな仏さまのお導きがあることにも気付かされました。

遠来のお客さんを迎える

朝7時過ぎ、早々と団体のお客さんを迎えました。大阪南港からフェリーで北九州へ。それから九州自動車道を駆けて一路、大興善寺へ。「一目一万本」の絶景にびっくり。インターネット上は「つつじ寺」「大興善寺」で容易に検索できますが、ガイドブックには大興善寺の名はありません。思ってもいなかった所に連れて行かれて、想像を絶する景色が展開するのですから、それはもう、大喜び。
「どうして、こんなに素晴らしい所が世間に知られていないのですか」といわれても、今のところ、力不足でしょうか、これといった手立てはありません。
せっせとブログに投稿し、サイト上では新しい試みを採用して、身の丈を超えたPR作戦を展開しているのですが、爆発的に広がるということは無理のようです。

それでも昨日は東京の方より電話を頂きました。「前回、訪れた時、時間が足りなくてゆっくりできなかったので、今度は、ゆっくりお参りしたいが、いつ頃がいいでしょうか」
「今が、一番いいので、早くお出で下さい」とご返事申し上げ、お出での折はお声をかけて下さいとお願いしました。
取るに足りない些細なこととお思いでしょうが、このようなお声に元気づけられて、やっております。

「きれいな花を多くの人に見ていただいて、人の心に癒しと安らぎを施す」これを大興善寺の使命と思って、小さな力ながら、周りの方々と力を合わせてやっているのが実情です。

何はともあれ、大興善寺にお出で下さい。
今日は11時より護摩祈祷です。ひたすら祈ることに専念する一日で在りたいと思います。

写真は公園内にあります弁財天です。P1020932

雨にも負けず 

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天気予報が気になる毎日。お天気ばかりは、思う方向には向かいません。情け容赦なく雨のマークが並びます。
そして天気予報の具合によって、皆さんの関心も、一挙に薄れてしまいます。この写真は朝8時30分の大興善寺です。

今朝、公式に、満開宣言をしましたので、大興善寺のつつじは、今からが本格的な見頃です。

昨日は「一目一万本」まで登れませんでしたので、8時過ぎに参りました。途中、散った花びらもなく、健在なつつじの有様を目の当たりにしました。途中の道すがら、今年は随分、花が咲いているなあと、再認識しつつ、「一目一万本」到着。広場のありさまは、ウエブマスターのSさんが、tumblrに朝6時の写真を掲載して紹介してもらっていますので、そちらを御覧ください。
明日からの、天候と、花の咲き具合から見て、この調子では、ゴールデンウイークいっぱい大丈夫だろうと、少しほっとしましたが、度々変わる天気予報に泣かされます。いずれにしろ、早くお出でいただくことをお奨めします。

明日は、除病護摩祈祷を勤修します。午前の護摩は11時から、午後の分は2時から勤めます。ご参拝に予約は不要です。11時近くになりましたら、本堂に上がってご参拝下さい。ご祈祷のお札は、終了後、庫裏の方でお渡ししております。


祈祷と音楽祭

今日は、今年最高の花に包まれました。住職は、多様な活動です。朝10時からの火除祈願の護摩祈祷を終えると、近くの村に出かけて「弁財天さま」のお参り。古くなったお堂から弁財天さまを移すから拝んで下さいという依頼。
帰宅すれば、午後は第2回つつじ祭音楽祭のご挨拶と続きます。とうとう昼間は、公園に登る時間のゆとりがありませんでした。どのくらい花が進んだか気にはなりますが、明日までお預けです。
昨夕「一目一万本」付近は「5分咲き」でしたから、今日は「7分咲き」くらいにはなっているでしょう。
明日、朝いちばんに行って、写真を撮ってきます。tumblrに掲載する写真を撮るのは、私の役割ですから、その様子を投稿します。

午前中の火災除祈願は、私の子供の頃から4月29日です。この日は、よく雨が降るのです。「火災除けの祈願だから雨が降るのはよいことだ」と言われても、これは困ります。花が全く咲いていない時もあれば、散ってしまって花がない年もあります。でも、今年は、グッドタイミングです。
今日のご祈願でお配りするお札には、慈覚大師さまが唐よりお持ち帰りになった「火除水の符」の石版で刷る内符を収めます。このお札については、霊験あらたかなご利益があると言い伝えられております。

今日の野外音楽祭の風景。雨が降らずにほっとしました。舞台と観客が一体となった微笑ましい音楽会でした。RIMG1096
  

一期一会  花との出会い

「一期一会」という言葉は、お茶の世界から出たものと聞いておりますが、まさしく、花との出会いも「一期一会」そのものです。今日の花と、明日の花は違った花です。毎日、つつじの花と対して、その思いを深くしている所です。

正岡子規の短歌に「いちはつの花咲きいでて我目には今年ばかりの春ゆかんとす」というのがありますが、春の名残をいたむ気持ちとしては、「いちはつの花」であっても「つつじの花」であっても同じように思えるのですが、我が命と対峙して、過ぎゆく春をいとおしむ心情ということになれば、私には、まだ、それまでの覚悟はありません。

それにしても、さまざまな出会いをさせていただいています。「今日の感激を一生忘れません」とおっしゃった90歳を超えたご老人のことを、公園の係から聞きました。人間の力が、自然の大きな力に助けられて、今日の大興善寺の美しさがあることを思えば、すべて「一期一会」の世界に通じます。

「今年のつつじは素晴らしい」という声も聞きます。明日からの連休には、お花との「一期一会」の出会いをなさっていただくことを奨めます。

赤色赤光 白色白光

この句は、阿弥陀経の一節です。斉藤茂吉さんの「赤光」(しゃっこう)もこの言葉で、阿弥陀経が原典です。上田 敏さんの「海潮音」は観音経の「梵音海潮音」で、世尊偈の終わりに出てくる語句です。このように仏典の語句から書名がつけられるなど、仏教に対する並々ならぬ造詣の深さを思わせますが、ここに記しております「赤色赤光 白色白光」を、天台宗では、「セキシキセッコウ ハイシキハイコウ」とお唱えいたしております。慈覚大師以来の伝承で読み方は、厳しく定められています。ちなみに、法華経についても、慈覚大師が宗祖大師から直接伝えられた読み方に入唐の成果を加えられたという「山家本」(さんげほん)による山家読みを尊んでおります。

ふと、「赤光」から連想して話が脇へそれましたが、要は、先代住職が大興善寺のつつじ公園開設によって目指したものは、現世の浄土建設でありました。
阿弥陀経のこの情景を頭に描いて、このお経をいただくと、まさに現在のつつじの景観さながらです。
今年は、ちょうどゴールデンウイークに満開が重なりそうです。

ついでながら、ここに引用しました阿弥陀経、天台宗では亡くなった方の回向に欠かせない経典で、読み方も厳しく伝統が受け継がれております。

下に、浄土を思わせる今日の写真を紹介します。RIMG0974

「花は盛りに、月は隈なきをのみ」 今日感じたこと

境内を見回っております時、熟年ご夫妻が「この樹は銀杏ですか」と声をかけてこられました。
「初めて来ましたが感動しました」とおっしゃって、満足気なご様子で、周りの自然に目を留めていらっしゃいました。
公園の一番上までお上り頂いたとのこと、ふと、徒然草の一節が思い出されました。
137段「花は盛りに、月は隈なきをのみ見るものかは」のくだりです。

今の状態は、満開ではなく、あと少しで5分咲きという状態です。この風情こそ「日本の美」ではないかと思います。
周りの自然と古い寺の佇まいが融け合った世界、それに季節の風物、春はつつじ、秋はもみじが織りなす別天地、大興善寺の情景は、一日にしてならず、1300年の歴史が刻まれています。大興善寺にとっては比較的新しい世界の公園にしても、開設から已に90年です。この舞台装置で以って、新しい今年のつつじシ−ズンが始まります。
花は5分咲きでも、情感あふれる自然のキャンバスには、美のメッセージが描かれています。
これが、大興善寺らしい世界で、満開ではなくとも、人の心に訴えるエネルギーがあるのです。

大きな資本を投じれば、「つつじの名所」を作り上げることは容易で、数年を待たずして花の名所となることでしょう。大量の苗木を仕入れ、中途に適宜、庭園を誂え、遊歩道や休憩施設を作れば、一応形が整います。

大興善寺の世界は、このような短期間に誂えたものではなく、「長い歴史に支えられて作られた」世界だというご理解を以って、ご観賞いただけばと思っています。

花は盛りのみが最高ではない、という事を感じた今日のつつじでした。

問い合わせ電話殺到

西日本、朝日、読売の3紙にカラー5段で広告を出しました。いずれも「一目一万本」全面花ざかりの豪華な情景の写真を元に作成されたものですが、大興善寺のイメージは、この風景がお客様の目に強い印象を与えていますので
印象付けという面では効果的なものと言えましょう。
ここの花は、もう少し後になると思いますが、現在では、入口付近に花が集まっているようです。

昨日から今日にかけ、電話の問い合わせが、更に更に増えております。ホームページでも最新の情報を流し、西日本新聞でも毎日最新の開花情報を掲載いただいておりますが、一人一人に丁寧に応対する電話の需要は、上昇しているようです。

土曜日は、JR九州さんのウオーキング。お花のタイミングも上々で、お天気が良ければ絶好のハイキングとなるでしょう。

今年は、ホームページも面目一新。読んでいただくことより見て頂くことを大切に、スマートフォンからの使い勝手を良くするということで、tumblr「契園」を新設しております。従って、従来、このプログが果たしてきた開花情報的な要素はそちらの方に譲り、もっぱら住職の動きを中心とした内容に変えていくようになります。

このブログにご来訪の皆様にも「契園」をご覧いただきますようお願いします。
今朝の大興善寺はこんな雰囲気です。RIMG0856

新緑とつつじが融合しています

ようやく絵になってきました。今朝8時前の写真です。ライブカメラも賑やかになって来ました。RIMG0804

開花スピードアップ

つつじの花が咲くにつれ、周りが騒がしくなって参りました。

山寺の和尚がテレビカメラの前に引っぱり出され、新聞にも大興善寺の名がたびたび出るようになると、「春眠暁を覚えず」といったのんびりした境遇から一転して、東奔西走の日課となります。これ偏に、「つつじ寺」なるがゆえの成り行きです。

それはそうと、花も開いて来ました。今日の真夏日は、更に開花を促しそうです。
皆さんに楽しい思い出を提供できるようにと念じて皆様をお迎えしております。どうか、ごゆっくりお越しください。
大勢の人が出るゴールデンウイークより、今のほうがいいという方もあります。田舎の空気は美味しいとおっしゃる方もあり、バスも混みませんので、ご年配の方には絶好と存じます。

つつじシーズンの楽しみは、いろんな方とお会いできることです。「テレビでお目にかかりました」とお電話を頂くこともあります。

今年もいいことがいっぱいありそうです。一日一日、花ひらく自然を見ていると、元気になれるエネルギーをいただけそうです。
公園の一角の花園の中に犬が寝そべっておりますRIMG0782

当たらなかった天気予報

土曜から日曜にかけて「かなりの雨がふる」という天気予報が外れ、比較的穏やかな夜明けとなりました。金曜日に開園はしましたが、お花の方は、2分咲き程度で、ようやくといった状態です。これは、理想的なパターンで、このリズムで推移し、「ゴールデンウイークに花ざかり」となれば、「めでたしめでたし」ということになります。しかし、それは本当に「有難い」ことです。

大興善寺ホームページやつつじ寺ブログは、皆様のご支援により、多くのアクセスを頂いておりますが、今年は、改革元年のつもりで、更に、新しい時代に向かうための方向づけを、積み重ねようという試みをいたしております。
その第1弾が、タンブラー「契園」を新設したことです。画像だけでなく、いろいろの角度から大興善寺の魅力を追求し、つつじ紅葉といった限られた素材だけでなく、広大な自然と、限りなきご縁の展開に、先代住職がめざした、自然の美を通して、仏の世界へ誘いたいという理想の実現を目指すことです。

次第に天気が回復しております。今週の高温が一気に花を咲かせるものと期待しております。

度々、アクセスを賜り、いい機会を見でご来山下さい。





つつじ開園式

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恒例のつつじ開園式 基山町長さんはじめ県観光課長さんなど、町内外多数のご来賓を迎えて盛会裏に無事終了しました。それに報道関係のご参加が目立った今日の開園式でした。
日をおうごとに花が増えて参りますが、今日はスタートです。

開園式 いよいよ明日です

今日は朝から、総動員で公園境内の清掃に取り掛かっております。

JRや新聞社の開花情報には「咲き始め」「一分咲き」の情報を流しました。

気掛かりな明日からの天気ですが、すべて神頼み、自然の摂理に従うほかありません。

今朝の写真を紹介します。
日本庭園RIMG0658
あし@
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